スクール心理カウンセラーって知っていますか?
スクール心理カウンセラー制度は始まったばかりで、まだあまり知られていないかもしれません。
スクール心理カウンセラーとは、不登校や校内暴力などへの対策として文部科学省が小中高校への配置をすすめている心理学の専門家のことです。
スクール心理カウンセラーになるには、「臨床心理士」の資格が必要です。
仕事の内容は、 生徒がよりよい学校生活を送ることができるように、友人関係、恋愛相談、いじめ問題など、学校で子供の相談にのりカウンセリングを行います。また、教師や保護者に助言をしたり、協力をして、不登校といった問題にも取り組んだりします。
スクール心理カウンセラーになるための「臨床心理士」の資格には、大学卒業後、日本臨床心理士資格認定協会が指定する大学院(現在105校ほど)に進学しなければなりません。大学院によってはさらに修了後1年以上の臨床経験が必要な場合もあります。
それから受験資格が与えられます。
その上で、日本臨床心理士資格認定協会が行う「臨床心理士資格試験」に合格して初めて資格を得ることが出来るのです。
臨床心理士は非常に人気が高い職業・資格なので、指定大学院の競争率はとても高いそうです。
また、資格を取得した後も、5年に一度は更新を受けなければならないなど、常にプロとしての
レベルアップが求められます。
最近の中高生による凶悪な犯罪やいじめなどの発生を見て、それぞれ各地域の教育委員会は、スクール心理カウンセラー制度の活用を急ぎ始めているようです。
様々な悩みを抱えている現代の学校教育。スクール心理カウンセラーの存在は無くてはならない存在になってます。